写真論 No.4 四季を撮る

観光地へ行くときに四季を大事にするかと思います。冬なら雪、秋なら紅葉、夏なら海、春なら桜というように四季に合わせたものを撮るようにすることは結構大事な目線です。

ただそれだけではみんな同じ目線になってしまい、googleMAPのレビューのように同じような写真が並んでしまうことになります。それは面白くありません。確かに基礎を学ぶという点では同じような写真を撮って練習するというのは効果的な方法ではあります。

じゃあその先に「自分らしさ」を得るために、四季を用いて何を撮るのか?冬なら雪、秋なら紅葉、夏なら海、春なら桜というのを書きましたが、これは観光客としての目線なのです。そのままの目線でもいいのですが、写真をうまくなりたいと考えているのであれば、違う目線を持ってみるのも大事な要素となります。

冬なら本当に雪ですか?秋なら紅葉だけですか?まず行かないだろうなって思う場所へ行ってみるというのも手。四季を撮るというのは、いつでもどこでも四季を撮ることは出来るのです。これは冬かな?秋かな?と思わせるのではなく、見たら分かるような写真を撮っていく。

写真をやっていくなかで大事なのは、誰もが知っているけど四季と理解していても撮らないものを探していくことに意味があるのです。なんでも撮れるものは撮ってみる。同じところへ何度も出てみる。海といえど、たくさんありますし、たくさん撮るものはあります。雪も地域は限られても、複数存在します。視点を目線を変えて立体的な思考を巡らせて、試せるだけ試してみるのも、ひとつの方法です。

もちろん四季とは関係がないようなものでも構いませんよ。撮影する方法の1つとして四季に合わせてる、その逆を撮るというだけで、四季とは関係がない写真を撮るというのも美しさを求めるうえで大事なことなんだと思います。

まずは撮ること。四季に合わせて撮ってみること。違うものを撮ってみること。と少しずつ段階を踏んで、進めてみると良いかもしれません。

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