サイトの広告を減らすとビジネス

サイトから広告をブロックするアプリというものを広告を収益にしているメディアが記事にして、Xの広告でみたなんだけど、そもそも広告そのものをサイトから消せる状況を作り出せるかがとても大事。

これってクリエイターの生活とか研究職の扱いとかに通じるところがあって、実はしっかりと議論してこなかった結果、広告が蔓延している状態だということを理解しておきたい。クリエイターでいうと勝手に写真を無断転載、絵師が書いたイラストをアイコンにするとか著作権侵害もまた、これは価値を安く見られているからにある。

中国から輸入される偽ブランドバッグとかもまたブランドの価値だけてみて同じものを作れば売れるんやろというビジネスが存在する。クリエイターの写真だって、誰でも撮れるような写真ばかりではないし、逆にバナナをテープで貼り付けただけで10億円という価値が付く場合もある。意味がわからないのである。

日本が衰退している理由として研究開発という部分を疎かにして既存を発展するだけで、研究して新しい製品を生み出すということをしない日本企業が要因であること。つまり広告を減らすということは、サイト運営ができなくなる場合もあるということ。

だからこそ広告収益を安定させるために広告を出すわけで、その広告をブロックしてコンテンツを楽しむなんて、無銭飲食と同じようなものではないかというところで、ブロックアプリをブロックするシステムが組み込まれている場合もある。

ただ広告を減らすためにサイト運営者が評価され、広告を出さずとも支援されるような仕組みが本来必要であったのに、評価せずコンテンツのみを楽しむようなユーザーが増えてしまったことに問題がある。つまる無銭飲食する日本国内ユーザーが多く、ほとんどの人が無自覚に、ただコンテンツの邪魔だからという理由で広告をブロックしているのである。

それが間違っている、認めていいという話ではなく、広告を見る側、見せる側。つまりはユーザーとサイト運営者の理解を深めることで、広告自体の安定収益が出るようになり、ユーザーは邪魔な広告を見なくてもいいということは度々存在する。

いち個人レベルでサイト運営において、コラボ記事やスポンサーを見つけることができるのかといえば、ほぼ不可能に近い。それなりに需要があるコンテンツを制作し、継続な収益が確保できるほどのコンテンツを生み出すというのは、実は採算が合わない部分が大きい。

僕もクリエイターとして記事を書いているが、毎月3000円、機材も含めれば毎月10万円近くは使っていることになるし、まぁ趣味と同じだから問題ないだけで、趣味以外で毎月10万円を出せと言われても、そこまでサイト運営に生活費を割く理由はないので、サイト運営は止めると思う。

趣味の傍らだからこそ、今のブログだって続けていけるし、経費も稼げるだけの収入があるから続けてられる。僕も広告収益だけでいえば年間数万円もない。下手したら赤字というものもある。サーバー代はブログだけではなく写真置き場として使っているところもるし、ネットに流すことで膨大な情報に写真を流すことができるので、誰かが保存しておいてくれれば、死後でも誰かが見てくれるかもしれないよなって思う。

ただこのレンタルサーバーもいつか、僕がこの世から消えて、口座のみが残り、残高が0円になったとき消えることは明白なので、Yahoo!のジオシティーズ(無料ホームページを制作できたサービス)のようにデータは消えてしまうかもしれない。

生きていればサーバーを移行してくれるけどサイト運営者が生きているとは限らない。広告があるということは、そこにコンテンツがあって、そこに人生がある。簡単に広告ブロックアプリを入れるけど、例えばコラボ記事や自主制作記事で、安易収益性が見えないように合法に記事を読むだけで広告収益が発生する場合はいいのかと思う。

広告というのはただ広告を貼ればいいというわけではなく、テキスト、記事、リンクなどを組み合わせることで、広告主を売上に貢献できるかというのは結果大事な部分なんだけど、組み合わせの中を広告枠を貼り付けただけの広告をブロックしても意味がないように思える。

1クリック1円だとしても、広告記事20万円で出せば、20万クリックは獲得したともいえる。広告記事を載せるだけのサイトのコンテンツ価値があるのかが今後重要視されるだろうなって思う。実績があれば多少記事本数も増えるだろうなと考えつつ、ぜひ記事を呼んでみてねって話。

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